今までオートコンプリートやリストなどを使ってセルをコピーする方法を説明してきました。
オートフィルは最も簡単なセルのコピーの仕方の1つで、Excelで作業を行うのなら必ず覚えておきたい操作です。
オートフィルは注意しなければいけない点があるので、それを踏まえて説明していきたいと思います。
オートフィルの使い方
オートフィルはアクティブセルの右下に表示される■にカーソルを合わせると✚のマークが表示されるので、ドラッグすることでコピー元のセルの内容をコピーすることができます。
ちなみにこの■には名称があり、「フィルハンドル」と呼びます。
数字だけor文字だけの場合
数字だけや文字だけの場合はコピー元のセルの内容がそのままコピー先に反映されます。
① コピーしたいセルを選択する。
② フィルハンドルを必要なセルまでドラッグする。
数字と文字が合わさっている場合
数字と文字の両方が含まれている場合、数字部分だけが1つずつ増加していく連続データになります。
① コピーしたいセルを選択する。
② フィルハンドルを必要なセルまでドラッグする。
上記の図のようにオートフィルのコピーのされ方を知っていないと間違った値となってしまします。
このようになってしまった場合は次の方法を使えば連続データにならずに済みます。
① 右下のスマートタグを選択する。
② セルのコピーを選択する。
これで連続データから通常のコピーに変更されました。
複数セルをまとめてコピーする場合
複数のセルをコピーする最初に複数のセルを選択する必要があります。
① コピーしたいセルを選択する。
② フィルハンドルを必要なセルまでドラッグする。
またオートフィルは列だけではなく行にも使用することができます。
ダブルクリックでオートフィル
オートフィルはとても便利な機能ではありますが、表が大きいとドラッグ中にスクロールしなければいけない手間がかかることがあります。
そこでフィルハンドルをダブルクリックすると、表の端までオートフィルされます。
① コピーしたいセルを選択する。
② フィルハンドルをダブルクリックする。
※ 表に隙間がある場合などはオートフィルが途中で止まってしまうので注意が必要です。